「21 Grams」

2004年1月8日 映画
の試写会に行ってきました。
ショーン・ペンと
ナオミ・ワッツ主演の映画でございます。

優しい夫と可愛い娘2人と
幸せに暮らしていたクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。
しかし、ある日、3人が車に轢かれ
亡くなってしまう。
夫は脳死の状態で、心臓移植を求められ
クリスティーナはそれを許可する。
そして、その心臓を移植された
数学者のポール(ショーン・ペン)。
そして、夫と子供を轢いた前科者のジャック(デル・トロ)。

交通事故をきっかけに
以前は何の関係もなかった
3人の人生が交錯する。

ちなみに題名の「21 Grams」は
人間の魂の重さだそうです。
人間って死ぬと誰でも
21グラム軽くなんだって。
21グラムっていうのは
5セント銅貨5枚やハチドリ
あと、チョコレートバー1本の重さと同じだそうです。

で、感想ですが・・・・
私はかなり好きです。
でも、嫌いな人はとことん嫌いそう。
結構周りの人寝てました。

まず、映像がね、
時間と関係なくごちゃごちゃに
途切れ途切れなのね。
いきなりナオミ・ワッツとショーン・ペンが
裸でベッドに転がってて(たしか)
「えっ??えぇぇ??」みたいな。

だから、初めは全然話分からなくて
「ダメだ・・・。俺、頭悪いのか?」
とか思った。
(えっ?その通りだって?)
まぁ、観てれば分かるんだけどね。
分かったら面白かったッス。

悲劇・・・と言えば悲劇なんだけど
悲劇だけが強調されてるわけでなく。
観たあと「ゴーン」とは暗くなりませんでした。
生きている者は
生き続けなきゃならないし
人生は続くんだよ、って感じ。
(映画の中で色んな人が色んな場面で
「Life goes on」と言っていました。
うむ、まさに)

あと、話題に事故シーンですが。
(話題って言うのか、これは?)
あの、事故が重要なシーンなのに
映像になってないのね。
画面外で事故が起こって(音で分かる)
それに気付いて走る掃除のアルバイトの
おにーさん。
あと出てくるのは事故後の現場だけ。
まぁ、青臭いって言ったらそれまでだけど
私は嫌いじゃないです。

で、金払って観る?と聞かれたら
答えは「はい」ですな、私は。
ショーン・ペンとナオミ・ワッツの
演技だけでも結構満足でした。
ナオミ・・・成長したなぁ。
なんだかずっと
「アクセス集中(?)で表示できません」
とかで、日記、書けませんでした。
いやいや、さぼってたわけでなく
本当に。

で、この前、
「ファインディング・ニモ」の
試写会に行ってきました。
あの、ディズニーのお魚の映画ッス。

まぁ、ディズニーだから、どうせ
最後はニモを見つけて
幸せに終るんだろうな〜とは予想してたけど
感動しました。
ぽろっと。
俺も年取ったな〜って感じました。
親子愛とかに弱くなりましたね〜。
やれやれ。

ちなみにお気に入りはドリーちゃん。
可愛い!!
すぐ記憶が飛んじゃう
お騒がせな子(魚か)なんだけど
もうめちゃめちゃ可愛い♪

もちろん、ニモとお父さんも良かったけどね。
かなり心配性なお父さんが
ドリーちゃんと旅することで
「信じる」ってことの大切さを感じるのね。
で、ニモのことも信じるようになる。
「ニモなら出来るさ」って。
感動〜〜〜。

でもこれ観たら
お魚、飼えなくなっちゃうよな〜。
人間、あんな悪く書いてあるんだもん。
女の子が・・・。
矯正器具はめてる女の子が・・・。
怖すぎッス。

もしあなたの水槽の循環器(っていうの?水を綺麗にするやつ)に
石がはさまって動かなくなってたら
それはお魚さんたちの脱走準備かも・・・。

あと、エンドロールも可愛かった!!
ディズニーの某キャラクター(観てのお楽しみ)が
何気にサッと通り過ぎるので
お見逃しなく。
あと、最後にもクスッと笑わせてくれるので
最後の最後まで席を立たないようにね。
なほさんオススメ。
1000円で、観る価値あり。

ただ、魚の正面の顔と
目を閉じたところ(魚にまぶたがっ!)は
ちょっと気持ち悪かったな・・・

タイムライン

2003年11月21日 映画
の試写会に行ってきました。
マイケル・クライトン原作、
リチャード・ドナー監督の
SFで、ファンタジーで、歴史モノです。

あらすじは・・・
ん〜〜、説明しにくいな。

ある考古学者の教授が
考古学の情報を提供してくれる会社に
不審を持ち、説明を求めに行く。
で、その教授が留守の間、
学生たちは、遺跡を掘っていた。
で、そこから、
14世紀のインクで書かれた
教授の筆跡の「Help me」という紙が。
しかも、教授の眼鏡まで出てきた。
14世紀に眼鏡は存在しない。
なんだこりゃ?
ということで、
みんなでその疑わしい会社に行く。
したら、なんと教授は
本当に14世紀に行っていた。
しかし、帰れなくなってしまったらしい。
みんなで助けに行くことに。
でも、その時は、戦争の真っ只中。
教授を見つけて、生きて帰れるのか?

と、そんな感じです。
で、感想は・・・面白い。
本当に2時間ずっと面白かったです。
14世紀の再現がすごいのよ。
家とかさ。
あと、戦闘シーン。
投石器で、火のついた石を
ぐるんぐるん投げてるし。
あれ、どこで撮影したんだろ??

でさ〜、事件ばっかり起こるの。
もうドキドキしっぱなし。
過去(14世紀)でも現在でも。

だけど、この時間旅行ものは
いっつも気になることが・・・。
これ、未来が変わっちゃうんじゃないの?

ここからネタばれだから
見ようと思っている人は読まないでね。

英国とフランスの戦いでの話なんだけどさ。
英国側が、フランス側の領主の妹を殺して
城の壁に吊るして
降参を求めた(んだったかな?)のね。
ところが、フランス側は逆に戦意があがって
一気に侵攻。
英国の城を見事落とす、
っていう歴史だったのね。

だけど、その領主の妹に、
現在からタイムスリップした男が
恋をするのね。
で、助けちゃうのさ。
えっ??
歴史変えちゃっていいの?
その人、ここで死ぬ予定(っていうのか?)だったのに・・・。
しかも、教授が、英国側にとっつかまって
ギリシア火(だっけ?)とかいう
水をかけると燃える火を作っちゃうのさ。
火を消そうとして水をかけると
どんどん燃えちゃうのね。ひでぇ。
そんなん、作っていいわけ??
歴史、変わるだろ?

まぁ、結局はフランス側が勝つ(歴史通りに)んだけど
いいわけ?そんな手出しをして?
って感じ。

あと、その領主の妹に恋した男は
14世紀に残っちゃうの。
えぇぇぇええええぇぇ??
で、なんと、映画の始めで
自分の棺桶を発掘してるのね。
なんかさぁ、手をつないでる男女なわけよ。
で、男は片耳がないのね。
そんで、その発掘してるときに
「絶世の美女だよ」とか言ってるわけよ。
ほいで、14世紀に行って、その決戦の時、
敵に耳を切られるのね。
その時、
「あれは俺だったんだ!」って。
で、「俺の故郷はここだから、ここに残るぜ!」
だって。
いや、そりゃかっこいいけど・・・
いいわけ?そんなことして??
あはははは。もう訳分からん。
20世紀誕生、14世紀没。
ぷっ。
どうなるわけ?
あぁぁ〜〜、頭混乱するよ〜。

と、色々言いましたが
俺は素直なので(自分で言うな)
観ている時は、ただただ面白かったです。

で、私、歴史を全然知らないのね。
だからこの戦いは
フィクションなのかどうかも
分からにゃい。
もし、本当の話なら
勉強してから観りゃ良かったな〜。

あっ、あと、キャストが有名な人いないの。
だけど、こんなにひきずりこまれたのは
久しぶりでっす。
かなりオススメ。

あっ、そうそう。主要人物だと思ってた人が
14世紀に行った早々殺されて
非常にビックリしました、はいっ。
なんせ、素直だからさ、俺(まだ言うか)

In the Cut

2003年11月10日 映画
の試写会に行ってきました。
あの、噂の映画です。
メグ・ライアンの脱ラブコメ。

ニコール・キッドマン製作、
ジェーン・カンピオン監督の
官能的なサスペンス映画です。
この監督は、あの『ピアノレッスン』を撮った人です。
元々監督は、ニコールを主役にしようと思っていたそうです。
しかし脚本を気に入ったメグが監督に直談判。
演技テストをして、役をゲットしたそうです。

大学で英語を教えるフラニー(これがメグ)。
イーストヴィレッジで
1人暮らしをしている彼女の住まいの近くで、
恐ろしい殺人事件が起きる。
湧き上がる得体の知れない恐怖と孤独感から、フラニーはニューヨーク市警殺人課の刑事(これがマーク・ラファロ)
とのセックスに身を委ね、
今まで誰にも見せたことのない自分をさらけ出していく。
殺人事件が繰り返し起こるうちに、
フラニーはその刑事が犯人かもしれない証拠を掴む。
しかし、危険な存在と知れば知るほど、
その男との快楽は深く進行していった・・・。

あらすじはこんな感じです。
で、感想はと言うと面白かったです。
「えっ、この人が犯人なわけ?えっ?えぇぇぇぇえええ??」みたいな。
私は素直なので(自分で言うな)
フラニーと同じ考えを持ってしまい
かなりドキドキさせられました。

話題の映像ですが・・・。
そうですね。
初め、ちょい驚きました。
始まって数分でモザイク(って言うのか、あれは?)がけが出てきて
しかもそれが結構長いんだな。
メグのヌードには別に驚かなかったです。
いや、綺麗でしたけどね。
でも、私はニコールのファンなので
ニコールバージョンが観たかったです。

あと、脇役がすごいッスね。
ケヴィン・ベーコンに
ジェニファー・ジェイソン・リー、
そしてマーク・ラファロ。
ブラボーって感じです。

映画館で観るべきかどうかは・・・
ん〜〜、どうでしょうね?
これがニコールだったら絶対オススメします。
でもなぁ・・・メグだから(別に嫌いではないが)。
レンタルでも充分かな?
ただ、ジェーン・カンピオン監督ファンなら
絶対観るべきです。
期待を裏切りません。
あと、私は1人しか入れない試写だったので
1人で観たのですが、
1人で良かったって感じですね。
語ることは何もない(人生についてとか愛についてとか)ので
その、観ている時間だけをキチッと楽しみたい映画だと思います。
なので1人(私はたいてい映画は1人で観るが)がオススメ。
こんな俺は、『アイズワイドシャット』を何人かで観にいって後悔したことがある。
一生の不覚っ。
俺さ〜うっかりしてたんだけど
一応ジャンルが映画なんだよね。
「まぁ、映画好きだし
よく観るから映画でいいかな」
って感じで軽い気持ちで決めたんだけどさ。
さすがに映画のこと
何も書いてないのはやばくない?
しばかれない?(誰にだよ?)
命、狙われない?(だから誰に?)
というわけで
今日は映画のことを書きます。

で、題からも分かるように
「死ぬまでにしたい10のこと」
を観てきました。
結論から言うと、すごく良かった。
私は好き。
好き嫌いが分かれそうな映画だと思う。

で、ここからはネタバレもあるので
これから観ようと思ってる人は
読まない方がいいと思います。

あらすじなどはホームページなどで
調べてください。
これは、死に関する話なんだけど
すごく綺麗なのね。
悪く言ったら綺麗事。
現実には起こりえない。
良く言えばファンタジー。
こんな風に死と向かい合って
んで、死んでいきたいな、って思う。

で、死をテーマにしてるんだけど
お涙頂戴ではないのね。
「ここだ!ここで泣けよ!
ここで泣かなかったら
この映画を観る意味はないぞっ!」
っていうスタッフ一同の思いが伝わる
いやぁな映画ってあるじゃん?
でもそれがないのね。
それが、すごく良かった。

例えばさ、死をテーマにした親子の話なら
「海辺の家」ってあったじゃん?
あれはすごく泣けるわけ。
息子と絶縁みたいな状態だったのに
家を作ることによって復縁出来て
息子も不良をやめて
良かった良かった、みたいなさ。

だけどこの話はそういうのはないのね。
元々、旦那さんとも娘ともラブラブなの。
そりゃちょっとは生活に困ってるし
何の不満もなかったわけじゃないけど
幸せなの。
それがただ続いてくの。
だけど彼女が
「想っていることを素直に言う」(だったかな?)
とか
「娘たちに毎日愛していると言う」(だっけ?)
とか決めて実行することによって
ますます毎日が幸せに、
なんでもないことが輝いて見える、
って感じ。

で、こんなにも深く娘を愛せるなんてすごい
ってのがすごく思ったのね。
毎日愛してることを伝えて
メッセージテープも吹き込んで
「忘れないで」って言うのに
「新しいママを見つける」こともするの。
んで「こんなママのことはすぐ忘れるだろう」
って。
全部娘のことを考えてこそ。
ずぅっとずぅっと自分のことを忘れないでほしい。
新しいママなんて・・・
って私だったら思う・・・と思う。
結婚してないし、ましてや子供なんていないから分からないけどさ。
母親ってすごいなぁ。

あと、医者が良かった。
良い味出しまくり。
ジンジャーの飴とか
向き合って喋れないのに
頑張って
椅子を正面に持ってきちゃうところとか
すっごく好き。

この人の作品あんま好きじゃなかった
(というか「オールアバウト〜」が嫌い。救いようがない話は嫌い)
んだけど
この作品はビンゴ。
DVD出たら買います。
1人で何度も繰り返し観たい。
私は大好きです、この作品。

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