大好きな恩田陸さんの本です。
話としては『光の帝国』の中の『オセロ・ゲーム』の続編。
いや、続編っていうか本編?
『オセロ・ゲーム』は単なるプロローグですな。
しかし、こういう出し方はズルイわよね。
読まざるを得ないもの。

今回の主役はオセロ・ゲームの主人公、拝島暎子の娘。
もう、それを聞いたら、読まないわけにはいかないでしょ?
ってか、読んでない人は『光の帝国』から是非。

感想はね・・・。
どうなんだろ?
読み始めたら、もう止まらないわけ。
面白い。
父に何が起きたのか。
そして母には何が??
かなりドキドキします。

だけど、読み終わったら、アレ?みたいな。
いや、読者をだましたのはいいのよ。
恩田陸のどんでん返しには慣れてるから。
それが少しずるくても、いいの。
だけど、だけどさ〜〜。

何て言えばいいのかな?
そのどんでん返しを思いついて
シメシメと思って、
それを使うためにこの話を書いたっていう印象。
後半が強引すぎるし
納得できない点が多すぎる。

これ、まだ続編へと続くのかしら?
その続編で、このモヤモヤが解決されると良いんだけどなぁ。

まぁ、とにかく設定とか、作品の雰囲気、ハラハラ感は大好きです。
というわけで、まぁまぁってトコロかしらね

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