『さまよう刃』

2005年2月16日 読書
東野圭吾の本です。
この人の本は結構好きなのですが
これは期待外れでした。

内容としては、娘を殺された父親の復讐のお話。
少年犯罪をテーマにしてるんだけど
少年法に疑問を投げかけてるんだけど
何で今さら?な感じ。
もう散々議論されたし、小説や映画のテーマになってんじゃん。
その中に新しい物があるならまだしも、
何もなし。

父親は復讐を誓い、
被害者の少年は少年法を知っていて
反省もせず逃げる。
少年の母親は「息子がそんなことをするはずない」と言い張り
だが、実は「もしかしたら・・・」と感じている。
マスコミや世間は被害者の父親に同情し
警察官の中にも、被害者の父親に同情する者が出てくる。

使い古された手ですな。
心理描写がものすごいワケでもなく。
ラストもこれと言って・・・。

買う必要全くなしです。

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