『麦の海に沈む果実』
2004年3月30日 読書
今さらながら読んでしまいました。
恩田陸の『麦の海に沈む果実』。
あらすじはね・・・
何て言うか、いつもながらこの人の作品は
あらすじはたいして重要じゃないんだよね。
いや、重要じゃなくはないんだけど(訳分からんわっ)。
えぇっと、つまり、書いてみりゃ分かるかな?
あらすじは・・・
主人公の理瀬は、全寮制の学校にやってくる。
そこは、何でも自由に出来る、理想的な学校・・・
の反面、外部との連絡は一切取れず
全員が校長の「帝国」の構成員で、囚われの身となっている。
ここに来る生徒たちの目的は、
ゆりかご、養成所、墓場のどれかであった。
過保護で、環境の整った場所で教育を受けさせたい、と親が願い、子供を入れるのが「ゆりかご」。
スポーツ、音楽など、特殊な職業に就きたくて入ってきた「養成所」。
そして、存在を望まれず、入れられてしまったのが「墓場」。
しかし、理瀬は、どれに属しているのか、
自分でも分かっていなかった。
そして、この学校には
「三月以外にやってくる転校生は学園に災いをもたらす」
という伝説があった。
理瀬が転校してきたのは2月。
一体、何のために?
校長の目的は何なのか?
演奏会場から失踪した功。
湿原に囲まれた庭園で消えた麗子。
彼らは、死亡しているのではないかと疑う生徒たち。
そしてついに現実の殺人が・・・。
と、まぁ、そんな感じ。
これだけだと、「まぁ・・・あらそう」って感じでしょ?
まぁ、俺のあらすじの書き方がなってないという説もあるが。
だけど、この世界観が良いですな。
出口のない全寮制の学校。
違う学年を1人1人集め、構成される「ファミリー」。
美しい少年少女たち。
そして、理瀬を愛す、謎の校長。
失踪した生徒たちは、死んでいるのか。
ファミリーのメンバー達は、どこまで知っているのか?
誰がウソをついているのか?
誰が情報を流しているのか?
それとも全員グルなのか?
と、そんな謎解きも楽しめますが
俺は何と言っても、この世界が好きです。
怖いし、絶対俺なんか、数日で狂ってしまいそうだけど
でも、行ってみたいッス。
ラストは、「あぁ、やっぱり」と「えっ?そうだったの?」
って感じ。
予想出来たところもあったし、
予想外のところもありました。
う〜ん。俺としては、まぁ、許容範囲かなぁ?
ミステリーって、やっぱ最後が肝心じゃん?
そういう意味ではかなり許せない。
ダメダメです。
だけど、これをミステリーとして読まなければ
OKッス。
なんだか説明が難しいな。
とにかく、興味を持たれた方は読んでみてください。
俺は好きです。
恩田陸の『麦の海に沈む果実』。
あらすじはね・・・
何て言うか、いつもながらこの人の作品は
あらすじはたいして重要じゃないんだよね。
いや、重要じゃなくはないんだけど(訳分からんわっ)。
えぇっと、つまり、書いてみりゃ分かるかな?
あらすじは・・・
主人公の理瀬は、全寮制の学校にやってくる。
そこは、何でも自由に出来る、理想的な学校・・・
の反面、外部との連絡は一切取れず
全員が校長の「帝国」の構成員で、囚われの身となっている。
ここに来る生徒たちの目的は、
ゆりかご、養成所、墓場のどれかであった。
過保護で、環境の整った場所で教育を受けさせたい、と親が願い、子供を入れるのが「ゆりかご」。
スポーツ、音楽など、特殊な職業に就きたくて入ってきた「養成所」。
そして、存在を望まれず、入れられてしまったのが「墓場」。
しかし、理瀬は、どれに属しているのか、
自分でも分かっていなかった。
そして、この学校には
「三月以外にやってくる転校生は学園に災いをもたらす」
という伝説があった。
理瀬が転校してきたのは2月。
一体、何のために?
校長の目的は何なのか?
演奏会場から失踪した功。
湿原に囲まれた庭園で消えた麗子。
彼らは、死亡しているのではないかと疑う生徒たち。
そしてついに現実の殺人が・・・。
と、まぁ、そんな感じ。
これだけだと、「まぁ・・・あらそう」って感じでしょ?
まぁ、俺のあらすじの書き方がなってないという説もあるが。
だけど、この世界観が良いですな。
出口のない全寮制の学校。
違う学年を1人1人集め、構成される「ファミリー」。
美しい少年少女たち。
そして、理瀬を愛す、謎の校長。
失踪した生徒たちは、死んでいるのか。
ファミリーのメンバー達は、どこまで知っているのか?
誰がウソをついているのか?
誰が情報を流しているのか?
それとも全員グルなのか?
と、そんな謎解きも楽しめますが
俺は何と言っても、この世界が好きです。
怖いし、絶対俺なんか、数日で狂ってしまいそうだけど
でも、行ってみたいッス。
ラストは、「あぁ、やっぱり」と「えっ?そうだったの?」
って感じ。
予想出来たところもあったし、
予想外のところもありました。
う〜ん。俺としては、まぁ、許容範囲かなぁ?
ミステリーって、やっぱ最後が肝心じゃん?
そういう意味ではかなり許せない。
ダメダメです。
だけど、これをミステリーとして読まなければ
OKッス。
なんだか説明が難しいな。
とにかく、興味を持たれた方は読んでみてください。
俺は好きです。
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